『ピーターラビットとなかまたち』3
『ピーターラビットとなかまたち』プロフシーのこどもたち編を見ました。「プロフシーのこどもたちとのねずみチュウチュウおくさんのおはなし(Director : Dave Unwin)」「キツネどんのおはなし(Director : Geoff Dunbar)」「2ひきのわるいねずみとまちねずみジョニーのおはなし(Director : Roger Mainwood)」の3本です。
今回も「プロフシーのこどもたち…」と「2ひきのわるいねずみ…」で、Keiko Masudaさんがアニメーターとしてクレジットされているほか、「プロフシーのこどもたち…」ではキャラクターデザインも担当されています。日本人なんでしょうけど、詳細はわかりません。
このシリーズはもちろんピーターラビットだから当たり前ですけど、とても面白く、動物の可愛らしさと残酷さとちょっと頭の悪いところが同居していて味わい深いアニメです。作画もいつもどおり優れているんですが、2番目のエピソード「キツネどんのおはなし」は外注プロにまかせたのか、ほんの少しタッチが違って見えます。作画の線が独特のタッチがあるのと、動きは下手というほどのことはないんですが、ちょっとこなれてないのかな、という気がします。でも普通に見ている分には全然気づかないレベルです。
ところで最近おかだえみこさんと五味洋子さんの、世界のアニメを紹介する本を読んだんですけど、この『ピーターラビットとなかまたち』シリーズは確かどちらにも載ってなかったですね。十分に世界的に名作として通用するレベルの作品ですし、原作も有名なので、いろんなアニメ評論家の方にもっと取り上げてもらいたいアニメだと思います。
それから、シリーズディレクターだったはずのDianne Jacksonさんの名前が今回見当たらなかったです。どうしたんでしょうか?以下に、簡単にスタッフ名を掲載しておきます。
Produced by John Coates
"The Tale of The Flopsy Bunnies and Mrs.Tittlemouse"
Directed by Dave Unwin
Animation Director Tony Guy
Storyboard Davi Unwin
Character Design Jill Brooks Keiko Masuda
"The Tale of Mr.Tod"
Directed by Goeff Dunbar
Storyboard and Scenario Geoff Dunbar Jacques Gauthier
"The Tale of Bad Mice and Johnny Town-Mouse"
Directed by Roger Mainwood
Supervising Director and Storyboard Jack Stokes
今回も「プロフシーのこどもたち…」と「2ひきのわるいねずみ…」で、Keiko Masudaさんがアニメーターとしてクレジットされているほか、「プロフシーのこどもたち…」ではキャラクターデザインも担当されています。日本人なんでしょうけど、詳細はわかりません。
このシリーズはもちろんピーターラビットだから当たり前ですけど、とても面白く、動物の可愛らしさと残酷さとちょっと頭の悪いところが同居していて味わい深いアニメです。作画もいつもどおり優れているんですが、2番目のエピソード「キツネどんのおはなし」は外注プロにまかせたのか、ほんの少しタッチが違って見えます。作画の線が独特のタッチがあるのと、動きは下手というほどのことはないんですが、ちょっとこなれてないのかな、という気がします。でも普通に見ている分には全然気づかないレベルです。
ところで最近おかだえみこさんと五味洋子さんの、世界のアニメを紹介する本を読んだんですけど、この『ピーターラビットとなかまたち』シリーズは確かどちらにも載ってなかったですね。十分に世界的に名作として通用するレベルの作品ですし、原作も有名なので、いろんなアニメ評論家の方にもっと取り上げてもらいたいアニメだと思います。
それから、シリーズディレクターだったはずのDianne Jacksonさんの名前が今回見当たらなかったです。どうしたんでしょうか?以下に、簡単にスタッフ名を掲載しておきます。
Produced by John Coates
"The Tale of The Flopsy Bunnies and Mrs.Tittlemouse"
Directed by Dave Unwin
Animation Director Tony Guy
Storyboard Davi Unwin
Character Design Jill Brooks Keiko Masuda
"The Tale of Mr.Tod"
Directed by Goeff Dunbar
Storyboard and Scenario Geoff Dunbar Jacques Gauthier
"The Tale of Bad Mice and Johnny Town-Mouse"
Directed by Roger Mainwood
Supervising Director and Storyboard Jack Stokes
『アニメーションの宝箱』 五味洋子著
『アニメーションの宝箱』(ラピュタBOOKS[001] 2004年発行)という五味洋子さんの本を読んだんですが、これはおかだえみこさんの『歴史をつくったアニメ・キャラクターたち』と似通っていて、古今東西の名作アニメを紹介した本です。『アニメーションの宝箱』のほうは日本のアニメにも半分ページを割いていて、一般的なアニメファンも手に取りやすいように出来ています。
五味さんは「アニメスタイル」で現在連載されている『アニメーション思い出がたり』が、アニドウや動画マンとして活動されてきた経験を事細かに語られていて非常に興味深いですが、『アニメーションの宝箱』も、そうした経験が生かされたものとして短い文章ながらも鋭さのある解説書になっています。
で、『火垂るの墓』の章で、最後に五味さん(旧姓富沢さん)の弟さんについて少し触れられています。
富沢雅彦さんのことについては、浅羽通明さんの著書『天使の王国 平成の精神史的起源』に一章を割いて「『おたく』に死す―富沢雅彦の生涯」として触れられています。この本は、雑誌『ムー』の文通欄でペンフレンドを求める「転生者」や「戦士」である少女たちという現象を分析して有名になりましたが、10年以上前に購入して読みました。富沢さんのことも読んだはずなんですけど全く記憶に残ってなかったですね。
富沢さんは主に同人誌で活動したライターで、パワフルな文章とは対称的に、口下手でほとんどしゃべらない典型的なオタク少年だったそうです。
これは著者の浅羽さんが書いていることです。たまたまそんなつながりを見つけたので『天使の王国』を軽く読み返してみたんですけど、この二つの立場というのは少し気に留めておいて、それが20年の時を経てどうなっていったのか、を考えてみるのも良いと思います。なお、富沢雅彦さんが亡くなったのは1986年、この文章の初出は1989年です。
五味さんは「アニメスタイル」で現在連載されている『アニメーション思い出がたり』が、アニドウや動画マンとして活動されてきた経験を事細かに語られていて非常に興味深いですが、『アニメーションの宝箱』も、そうした経験が生かされたものとして短い文章ながらも鋭さのある解説書になっています。
で、『火垂るの墓』の章で、最後に五味さん(旧姓富沢さん)の弟さんについて少し触れられています。
兄妹の悲惨な運命を冷静に客観的に描き切った尋常ならざる作家性と合わせ、私はこの映画を「傑作」の記憶の筐に収めたまま、二度と全編を通して見返すことが出来ないでいる。余談ではあるが、私の実弟(富沢雅彦)はバブル只中の東京、池袋のアパートの一室で誰に助けを求めることもないまま孤独死(病死)した。『火垂るの墓』は決して滅んだ過去の話ではないのだ。
富沢雅彦さんのことについては、浅羽通明さんの著書『天使の王国 平成の精神史的起源』に一章を割いて「『おたく』に死す―富沢雅彦の生涯」として触れられています。この本は、雑誌『ムー』の文通欄でペンフレンドを求める「転生者」や「戦士」である少女たちという現象を分析して有名になりましたが、10年以上前に購入して読みました。富沢さんのことも読んだはずなんですけど全く記憶に残ってなかったですね。
富沢さんは主に同人誌で活動したライターで、パワフルな文章とは対称的に、口下手でほとんどしゃべらない典型的なオタク少年だったそうです。
しかし、大人になって子供時代の玩具を見つめなおす場合、ふたつの立場がある。1.大人の価値体系の中に玩具を位置づける立場――すなわち、「後世に残る」「大人の鑑賞に耐えうる」「社会批判がある」「国際的評価に値する」……と、2.大人の価値体系に対抗する価値を玩具とそれに夢中になっていた自分の感性から導き出す立場とのふたつだ。(中略)その中で富沢雅彦の『PUFF』は、はっきりと後者の方向を打ち出したのだ。
これは著者の浅羽さんが書いていることです。たまたまそんなつながりを見つけたので『天使の王国』を軽く読み返してみたんですけど、この二つの立場というのは少し気に留めておいて、それが20年の時を経てどうなっていったのか、を考えてみるのも良いと思います。なお、富沢雅彦さんが亡くなったのは1986年、この文章の初出は1989年です。
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